Staff & Work

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2005年入社

管理管理部経理グループ
原価チーム

事業活動の“今”を原価から算出し、
各部署に未来に向かう数字を提供する。

確かなものづくりの技術と事業の積極展開が、
活躍できる場面をイメージさせてくれた。

法学部出身の私は、間接的ではあっても「ものづくり」に関わることのできる製造業を、就活の当初から志望していました。中でも東洋鋼鈑にぜひ入社したいと思った理由は3つ。1つは飲料缶のような多くの人々が手にする製品の領域で競争力の高い固有の技術を持っていること。次に異業種であるDNA分野等に進出しようとする事業の積極性。そして最後に、事務系総合職の活躍の場面が多そうだったことです。また面接を重ねるうちに、人事の方を通して感じられる会社の穏やかな雰囲気が自分に合っているように思え、志望意欲に拍車がかかりました。

製造業における基本指標である原価を軸に、
各部署の目標や評価となる数字をつくる。

現在は下松事業所内で、原材料や副資材、製品、および在庫品の価値を金額ベースで管理する業務に携わっています。具体的には、生産した商品に対する原価を算出する「製造原価計算」、棚卸資産の価値を算出する「在庫評価計算」、標準原価と実際の原価を比較分析して製造工程部門の成績を算出する「標準実績差異計算」を担当。算出に必要な数字はシステム上で集計されるので、PCへの入力業務等はほとんどありません。実際の仕事としては、数字のトレンドとその背景を知るためのミーティングや現場確認作業、それにレポーティングのためのドキュメント作成作業がメインとなります。
算出した数字によって、営業部門には採算計算の基準となる標準原価を、製造部門には生産成績の基準を、間接部門には棚卸資産管理についてのデータを提供することになります。また、外部向けとしては、上場企業として公表しなければならない決算数値の算出に不可欠な業務となります。

各部署の活動の基準となる数値を提供し、
全社に貢献する手応えは大きい。

自分が算出した事業活動の目安や基準となる数値は、製造現場や営業の最前線、経営判断を行う役員会議との橋渡しになっています。そうして、会社の随所に自分の果たしている業務が影響し、未来の指標となる予算にも反映されていくことに、大きなやりがいを感じています。
このように重要な業務を任されている現在ですが、社員に取り組みがいの大きな業務を大胆に任せる風土は、若手社員のうちから感じていましたし、実際に担ってきました。例えば私は過去には5年間にわたり、上海の現地法人に赴任しています。そこでは他の赴任メンバーが上司を含め営業系であったので、私は財務・企画担当として、管理系の業務のほとんどを任されました。急成長市場ということもあり日本よりも財務会計の管理精度に緩い面があったので、日本と同レベルの財務管理を導入し、営業の最前線を支援してきました。その時に身についた財務スキルやマネジメントのノウハウが現在の業務の基礎になっていると思います。

他部署といっそう密に連携し、
後進の育成でも成果をあげたい。

入社13年目の2017年春より、原価チームのリーダーを任されました。これまでの経験を糧に、今後はチームをけん引する立場で財務業務全体の質を高めていきたいと考えています。今まで以上に取り組もうと考えているのは、他部所とのより緊密な連携です。ただ数字を正確に把握するだけではなく、「なぜこのような結果となったのか」「何を目標にすべきなのか」を強く意識して、関連する相手部署側の業務をさらにサポートできるような数字や情報を提供する存在になりたいと考えています。
会社全体の動きを視野に入れるという観点は、管理者としてメンバーを育成するポイントでもあります。チーム員には「この業務がどのような意味を持ち、会社にどのように貢献することになるのか」という意識を持つように指導しています。そうすることで、メンバーがこの先にどの部署に異動したとしても、すぐに戦力として活躍できるような育成をしたいです。

文系総合職にも様々なステージが用意され、
一人一人しっかりしたキャリアが築けます。

学生のみなさんにとって、製造業は、技術系の社員と営業系の社員の活躍はイメージしやすいですが、東洋鋼鈑にはそれ以外にも様々な活躍の場面があります。
私のような経理の業務は事業全体の潤滑剤や経営の意思決定の面でとても大切ですし、円滑な生産活動を助ける生産管理部門は、メーカーとしての競争力を引き寄せる重要な部門です。他にも人事、総務、法務…どの仕事を取っても、文系総合職の魅力的なキャリアだと思います。

学生のみなさんにとって、製造業は、技術系の社員と営業系の社員の活躍はイメージしやすいですが、東洋鋼鈑にはそれ以外にも様々な活躍の場面があります。
私のような経理の業務は事業全体の潤滑剤や経営の意思決定の面でとても大切ですし、円滑な生産活動を助ける生産管理部門は、メーカーとしての競争力を引き寄せる重要な部門です。他にも人事、総務、法務…どの仕事を取っても、文系総合職の魅力的なキャリアだと思います。