東洋鋼鈑の健康経営®

東洋鋼鈑は、東洋鋼鈑グループ会社の社員一人ひとりが心身ともに健康で、お互いを理解しあえる、明るく快適な職場づくりを目的として、2022年4月1日に「健康経営宣言」を改定いたしました。

健康経営

「健康経営優良法人2026(ホワイト500)」への認定について

東洋鋼鈑株式会社は、経済産業省と日本健康会議が共同で実施する「健康経営優良法人認定制度」において、「健康経営優良法人2026(大規模法人部門)ホワイト500」に認定されました。健康経営優良法人(大規模法人部門)の認定は7年連続、ホワイト500の認定は、昨年に続き2年連続となります。

健康経営宣言

東洋鋼鈑は、企業理念を実現し社会に貢献する為には、「社員一人ひとりが心身ともに健康である」ことが大切と考え、
社員は自らの健康増進につとめ、会社は社員の健康管理をサポートし、健康経営を推進することを宣言します。

健康経営方針

  1. コミュニケーションの充実化を図り、社員の心と体のケアにつとめます。
  2. 互いの人間性、多様性を尊重し、快適で働きやすい職場環境を整えます。
  3. 社員の健康増進、生活習慣の改善への挑戦を積極的に支援します。

東洋鋼鈑株式会社
代表取締役社長
甲斐 政浩

※「健康経営®」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。

従業員に対する健康経営の浸透

当社は2023年度から、全従業員に対し健康経営についてどの程度浸透しているかを把握するためにアンケート調査を実施しています。(回答率:2024年度 71.5%/2025年度 100%)

アンケート調査結果

2024年

2024:日常生活のなかで「健康経営」という言葉を見たり聞いたりしたことがありますか
2024:「健康経営」という考え方を知っていますか

2025年

2025:日常生活のなかで「健康経営」という言葉を見たり聞いたりしたことがありますか
2025:「健康経営」という考え方を知っていますか

10・20代において少しずつ浸透しつつあるが、依然過半数に達していない!

アンケート結果から「健康経営」という言葉の浸透については、30代から60代において残念ながら昨年よりも下がった結果となりました。しかし「健康経営」という考え方については、ほとんどの年代で浸透しつつあり、課題であった10代・20代の浸透についても、少しですが上がりました。

ただ依然過半数に満たない結果であったため、今後も継続的に教育、社内報、社内アプリ等で浸透活動に取り組んでいきます。

また今回新たに、健康関連の最終目標指標(KGI)と、中間結果指標(KPI)を記載することで、進捗の把握と可視化が把握できるよう、戦略マップを見直しました。

東洋鋼鈑健康経営戦略マップ

東洋鋼鈑健康経営戦略マップ

基本的に「健康投資」と「健康投資施策の取組み状況に関する指標」は1対1で対応するが、
中には複数の「健康投資施策の取組み状況に関する指標」に対する「健康投資」も存在するため、そのような「健康投資」を「様々な効果に関する健康投資」とする。

昨年度の結果から、今回新たに健康投資施策の取組み状況に関する指標について見直しました。

健康経営組織体制

当社は、健康管理推進会議において、健康経営方針、健康経営推進事業の計画・目標の設定について審議し、それを健康づくり委員会で報告し、運営会議にて重要な方針および計画の承認を得て社員の健康管理・増進事業を取り組んでいます。

健康経営組織体制

健康経営の取り組みについて

当社は、グループ会社も含め社員一人ひとりが心身ともに健康であることが大切であるという考えのもと、この状態を維持・増進することを目的として、健康管理センターと東洋鋼鈑健康保険組合と連携し、生活習慣病対策として健康管理・増進事業を企画、実施しています。
また産業医・保健師・看護師各専門スタッフによる健康指導、休職者への両立支援、メンタルヘルス・ケアなど各面談についても積極的に取り組んでいます。
近年、重症化予防対策として定期健康診断受診後の「要治療・要精密検査」対象者の医療機関への受診率100%を目標に積極的に受診勧奨してきましたが、昨年度、受診率100%を達成しました。今後も引き続き積極的な受診勧奨を継続していきます。
また昨年度から重要課題として取り組んでいる「有所見率の低減」、「適正体重維持率の向上」については、目標を達成することができませんでした。
目標達成には至らなかったものの、課題が明確となりました。
「非喫煙率の向上」については、新入社員を対象に禁煙教育、喫煙者には禁煙チャレンジの勧奨、また事業所内受動喫煙対策として、事業所建屋内全面禁煙、喫煙場所の見直し・撤廃などの実施、 喫煙時間も就業前、昼休憩、 終業後のみに制限し、毎年5月31日は世界禁煙デーとして事業所構内終日禁煙も実施し非喫煙率向上に取り組んでいます。
新たな施策として、今年度より新入社員を対象にヘルメットに「スワンスワンシール」貼付を促し、禁煙対策を講じていきます。
またプレコンセプションケア教育も昨年同様実施しヘルスリテラシー向上に努めています。
そして近年、サプライチェーンの健康経営支援の観点から構内協力会社に対しても、健康・安全に関する講演等を継続し実施しています。

目的 実施項目 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 2025年度
健康度アップ 定期健康診断受診率(%) 100 100 100 100 100
要治療・要精密検査受診率(%) 84.3 93.0 98.8 98.2 100
有所見率(%) 57.2 58.0 59.2 58.8 59.3
特定保健指導実施率(初回面談実施率)(%) 75.2 75.9 79.4 79.7 89.5
適正体重維持率(%) 67.6 67.7 67.5 66.2 65.0
非喫煙率(%) 71.0 72.1 72.3 72.2 72.0
運動習慣者比率(%) 26.5 28.6 31.0 32.9 30.5
睡眠不足による休養不十分な方の割合(%) 35.1 35.3 36.5 35.6 37.7
ストレスチェック受検率(%) 94.2 99.5 99.4 99.9 100
高ストレス者率(%) 11.6 11.9 10.8 12.1 11.8
法定労働時間外45時間超発生率(人/100人当たり) 2.59 1.56 1.58 1.77 2.16
平均勤続年数(年) 15.5 15.6 15.6 15.7
総合健康リスク 89.0 91.0 90.0 91.0 91.0
エンゲージメント 52.4 52.3 52.1 52.3
心理的安全性 53.7 54.0 53.8 53.8
プレゼンティーズム 82.3 81.9 81.8 81.4
アブセンティーズム(%) 1.5 0.5【メンタル】
0.5【メンタル以外】
0.6【メンタル】
0.5【メンタル以外】
0.4【メンタル】
0.3【メンタル以外】
ウエルビーイングスコア 52.3 52.2 52.1 52.1

注)エンゲージメント、プレゼンティーズムについては、MBK Wellness 株式会社(旧(株)保健同人フロンティア)が提供する「HoPEサーベイ」を使って測定しています。(ストレスチェック含む)
アブセンティーズムについては、長期欠勤・休職した人の合計人数 ÷ 全従業員数。

総合健康リスク:職場環境が社員の健康にどの程度影響があるのかを示したもの。

エンゲージメント:組織への愛着、向上心、役割遂行のこと。

心理的安全性:組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも発言できる状態のこと。

プレゼンティーズム:健康の問題を抱えつつも仕事(業務)を行っている状態のこと。

アブセンティーズム:仕事を休業している状態のこと。

ウエルビーイングスコア:幸福で肉体的、精神的、社会的すべてにおいて満たされた状態のこと。

健康増進事業の個別施策

当社は近年、社員並びに各グループ会社、また取引先の社員に対しても健康意識・改善の動機付けを目的として血管年齢測定、ベジチェック測定など健康イベントを実施しています。昨年度は全従業員に対し骨密度測定も実施しました。また、定年延長に伴う高年齢者労働者に対し、安全で安心して働ける職場づくりを目指す目的で、50歳以上の従業員を対象に転倒リスク測定を実施・評価しました。その結果を踏まえ、判定結果が悪かった方を対象に、外部講師による転倒予防セミナーを実施し改善に取り組みました。
今年度は新たに脳年齢測定を実施する予定です。

健康イベントに対するアンケート調査結果(転倒リスク測定)

2025年度転倒リスク調査結果

2025年度転倒リスク調査結果

転倒リスク測定の実施時期(対象:東洋鋼鈑籍50歳以上)

1回目:2025年7月〜8月(342名)
2回目:2026年1月〜2月(319名)

転倒リスクが高い割合

1回目測定:41.3%

2回目測定:37.9%(改善)

2025年度転倒リスク意識改善結果

2025年度転倒リスク意識改善結果

1回目の転倒リスク測定実施後、約4人に1人が転倒予防に対し、意識の変化があったと回答。

 【セミナーの様子】

健康増進事業の個別施策に対する投資額

2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 2025年度
血管年齢測定(円) 156,200 18,720 92,000
ベジチェック測定(円) 114,400 129,000 143,986 289,857
骨密度測定(円) 58,960 1,353,000
ウォーキング大会(円) 27,030 138,611 251,015 193,096 129,331
健康セミナー実施(円) 200,000 249,300 1,060,000
転倒予防リスク測定(円) 118,464
脳年齢測定(円) 103,200
合計(円) 27,030 253,011 736,215 664,062 3,145,852

海外勤務者への健康管理対応

当社ではグローバル展開に伴う海外勤務者に対し、近年、健康管理を強化しています。赴任前には、計画的に海外赴任前健康診断、産業医面談、海外予防接種を、帰国後は帰国後健康診断を実施し、赴任中も、赴任先での健康診断の受診勧奨、また健康診断結果から早急な治療、検査が必要な勤務者に対し、産業医・看護師によるWEB・電話面談を実施し受診勧奨、健康状態の把握をしています。また、国内同様にストレスチェックの実施にて勤務者の心身の健康状態を把握し、高ストレス者には、産業医との面談も実施しています。
その他、海外で勤務している従業員の赴任先へ人事関係者で訪問し、工場見学、就業状況、住環境などについてヒアリングを行い、健康面でのサポートを実施しています。

従業員間でのコミュニケーション促進

当社では従業員の健康増進、また従業員間でのコミュニケーション促進のため、年間を通してソフトボール、バドミントン、卓球、駅伝大会などのスポーツイベントを実施しています。
その中でも社内駅伝は50年以上の歴史があり、今なお多くの従業員、OBの方、また招待企業などが一堂に集う一大イベントとして開催しています。
また野球場や体育館、テニスコートなどスポーツ施設も保有しており、地域住民、学校にも施設を貸し出すなど、スポーツを通じて健康増進、コミュニケーション促進につなげています。
そして東洋鋼鈑健康保険組合でも、個人向け健康管理アプリ「マイヘルスウェブ」内でバーチャルウォーキング大会「歩Fes」の実施、また集合形式、オンライン形式(歩Fesを含む)でのウォーキング大会を本社、各支店も含め開催し、従業員への運動習慣づくりを図っています。
今回このような取り組みが評価され、スポーツ庁主催の「スポーツエールカンパニー2026」に東洋鋼鈑と東洋鋼鈑健康保険組合が同時認定されました。

社内駅伝大会

【オンライン形式】ウォーキング大会

【集合形式】ウォーキング大会

下松事業所

【集合形式】ウォーキング大会

大阪支店

メンタルヘルス・ケアの推進

当社では、グループ会社も含め、メンタルヘルスの不調の方に対し、職場の上長と連携し重症化する前に健康相談として産業医・保健師との面談を実施しています。
また保健師によるメンタルヘルス教育を新入社員対象に新入社員教育期間中に1回、管理職対象に就任時教育として年2回、毎年実施しています。
2022年度よりストレスチェック回答方法を東洋製罐グループ共通の運用システムに変更したことで、グループ内での比較や今まで以上に詳細な集団分析結果抽出が可能となり、職場環境改善、メンタル不調者の早期発見に役立てています。ただ近年、従来のメンタルヘルス不調者に加え、新たなメンタルヘルス不調者の方が増えています。現在の復職プログラムでは対応できない場合もあるため、今後新たに復職プログラムの見直しを図っていきます。

健康経営に向けた労働時間管理

当社では、労働時間を適正に管理して長時間労働を抑制するために、労働時間管理システムを導入して始終業時間の管理を日々行っています。また月の途中での時間外集計と周知を通じて、長時間労働の抑制を図っています。時間外労働時間が一定基準を超えた従業員に対しては、産業医との面談を実施し、対象職場では時間外労働抑制について対策を講じています。

また、労働生産性向上の意識を高めるために、毎週水曜日を「ノー残業デー」とし、更に夏期での有給休暇取得推奨等を行い、休暇が取得しやすい環境づくり、ワークライフバランスの推進を行っています。人事制度面では、時間単位の有給休暇、フレックスタイム制度も導入しており、柔軟でメリハリのある働き方ができる環境づくりを進めています。

東洋鋼鈑の時間外労働

2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
平均時間外労働(時間)      19 18 14 18

東洋鋼鈑の有給休暇取得実績

2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
1年間あたりの平均取得日数(日) 12.6 17.3 16.6 15.9

補助を行っている検診項目(2025年度実績)

実施母体 項目名称 個人/集団 対象者 受診方法 受診制限
東洋鋼鈑 海外予防接種 個人 従業員 社内健康管理センター
医療機関
随時
東洋鋼鈑健康保険組合 生活習慣病予防健診(胃がん、大腸がん検診含む) 集団 被保険者 集団健診
各自医療機関を受診
1回/年
インフルエンザ予防接種 集団
個人
被保険者
被扶養者
集団接種
医療機関
1回/年
婦人科検診 集団
個人
被保険者 集団検診、各自医療機関を受診
医療機関
1回/年
人間ドック 個人 被保険者
被扶養者
医療機関 1回/年
脳ドック 個人 被保険者
被扶養者
医療機関 1回/年
総合ドック(人間ドック+脳ドック) 個人 被保険者
被扶養者
医療機関 1回/年
胃カメラ・大腸カメラ検査、肺・心臓ドック・PET 個人 被保険者 医療機関 1回/年
歯科検診 個人 被保険者 集団で実施、各自医療機関を受診 1回/年
3か月禁煙チャレンジ 個人 被保険者
(達成者除く)
個人で実施、各自医療機関を受診 1回/年
家族健診 個人 被扶養者 集団検診
各自医療機関を受診
1回/年

労働安全衛生・リスクマネジメント

当社では労働安全衛生マネジメントシステム(OHSMS)を導入しリスクアセスメントを実施しています。OHSMSのもと、労使で構成する「安全衛生委員会」や「安全防災環境会議」を開催し、従業員の健康管理や労働災害の防止等について総合的に取り組んでいます。
昨年度は、「高年齢労働者が安全で安心して働ける職場をづくり、労働者も身体機能の維持向上に努め、転倒労働災害を防止する」ことを目標に掲げ、全社横断的な転倒予防対策に取り組みました。
この取り組みが評価され、厚生労働省が主催するSAFEコンソーシアムアワード2025〈製造業、建設業、運輸業〉エイジングフレンドリー部門においてブロンズ賞を受賞しました。

近年の労働災害状況

2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 2025年度
休業(件数) 1 0 0 1 1
度数率(%) 0.41 0 0 0.38 0.37
強度率(%) 0.08 0 0 0.1 0.03